当院のホームページからこちらをお読みいただいている方は何らかの症状があり、悩まれている方も多いと思いますので、少し違和感のある問いに思う方もいらっしゃるかもしれません
私は20代半ばころ、患者様の散瞳をした時の見え方や感覚を知るために、散瞳薬を点眼してもらいました。その際に眼底の状態も診察してもらいました
もちろん、その結果異常なし。
……とはいかず、「網膜に穴が開いている」と言われました
網膜裂孔です。進行すれば網膜剥離になる可能性のある状態でした。飛蚊症などを自覚をする方もいますが、自覚症状がなく網膜剥離に進行してから気づく方もいます。網膜に薄い部分はあっても穴が開くまでは至らず経過観察となる場合もありますが、私の場合はレーザー治療をして治す必要がある状態でした
ですが、当時の私には目元をぶつけた記憶もなく、飛蚊などの自覚症状は何もありませんでした。心当たりとしては、自分が近視である、ということだけですが、その近視も強度ではなく中等度です。その時に検査をしていなければ、進行してから眼科を受診する形になっていたと思います
自覚症状がなくても身体に変化が起きている場合もある、ということを知って頂けたらと思い、自分の経験をお話させていただきました
健康診断等での指摘からのご受診、医師による年に1回の定期受診の勧めなど「自覚や変化がないのに、受診が必要なのかな…?」などと思う方もいるかもしれませんが、そのような指示には必ず意味があります。後になって、あのとききちんと行っておけば…とならないよう、一度眼科のご受診をいただければと思います😌🏥