お役立ちコラム

「散瞳検査」とは?

『散瞳検査』とは?

わたしたちは自然に瞳孔の大きさを変えて光を取り入れる量を調整しています。

目に光があたると瞳孔が小さくなり(縮瞳)、暗い所へ行くと大きくなります(散瞳)。

目の奥は暗いので光をあてて観察しますが縮瞳してしまうと観察しづらくなります。

そこで散瞳する目薬をさして瞳孔を大きくしたまま検査をすることで眼底の隅々まで見ることができるようになるのです。

この検査を『精密眼底検査』や『散瞳検査』と言います。 

散瞳薬を点眼すると…

散瞳薬を点眼してから瞳孔がひらくまでは15分~1時間ほどかかります(個人差があります)。お時間がかかりますので散瞳検査が必要な方は午前は8:45~11:00、午後は2:45~5:00までの間にご来院ください。

散瞳すると普段よりも光が多く目の中に入るためまぶしく感じます。またピントを合わせづらくなるので、特に近くを見るような細かい作業はできにくくなります。

個人差はありますが、大体5~6時間ほどで元の見え方に戻ります。その間は車、バイクなど車両の運転はできません。自転車も押して帰っていただきますので交通手段にお気を付けてください。

眼底検査はなぜ必要なの?

散瞳することで目の中をより詳しく見ることができ、所見が正常であるか、病気が進行していないかがわかります。

実は体の血管の中で肉眼で観察できるのは目の血管だけです。ですので、目にとどまらず全身の病気の早期発見に繋がります。

眼底検査で分かる主な病気

・網膜裂孔。網膜剥離

・黄斑部疾患

・糖尿病網膜症

・動脈硬化症、血管閉塞症

・緑内障

眼底疾患がある方はもちろん、水晶体(目の中のレンズ)も観察しやすくなるので視力が出づらい方には必要になる場合があります。

飛蚊症状のある方も散瞳検査が必要になりますので来院時間と交通手段にご注意ください。

その他

・よく晴れた日中や夜に車のライトの光がよりまぶしく感じますので帽子やサングラスをご持参いただくと安心です。

・眼底検査の際はコンタクトレンズを外していただきます。ワンデータイプのコンタクトを使用している方は替えのコンタクトレンズもしくはメガネをお持ちください。

より詳しくお知りになりたい方は、日本眼科医会がまとめてくれていますのでこちらもご覧ください⇩

https://www.gankaikai.or.jp/info/detail/kensindaiji.html

ひかる眼科

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